学力の経済学のレビュー
エビデンスに基づいたしっかりとした本です。
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根拠が大切
知育本は、信頼性の観点から3つの種類に分けられます。おすすめの順から並べると、まずは①根拠がしっかりとした本、次に②学校の先生や塾の講師の経験に裏付けられた本、そして最後に③「子育てがこの方法で上手く行きました」のような体験談の本です。
知育本を何百冊も読んできた経験から言いますと、①の根拠がしっかり提示された本は、全体の数パーセントしかありません。約7割は②の経験から導き出した本で、残りが③の体験談のような本です。
この中で、最も注意が必要なのは、体験談の本です。参考程度にしておいたほうが良いでしょう。収入も違えば、働き方も違う家庭で、全く違う個性の子供達を育てるのに、体験談を信じてそのまま実行するのはとても危険です。
次に、多くの生徒を教えた経験を持つ講師が書いた本は、根拠となる数値が明確な場合やメソッドが確立されている場合は、とても参考になるのでお勧めです。
ただ同じ本でも根拠のある箇所とそうでない箇所があるので、本の中身をしっかり読んで判断することが大切です。
バイブルにするならこの本です
では、どのような本が良いのか?
一番良い方法は、たくさん本を読むことです。我が子に合うかどうか判断するためには、たくさんの情報を手に入れ、そこから取捨選択するしかありません。
一番やってはいけないことは、テレビなどで紹介された本を、思いつきで読み、そのたった一冊の体験談に影響されることです。
確率的に言えば、皆様のお子様が、体験談のモデルの子と同じ性格をして、同じ感性を持ち、そして同じ環境で育つことは万に一つもありません。
しかしあえて一冊選ぶとするのであれば、経験や体験談から導かれた本ではなく、しっかりとした統計をとった根拠のある本が良いと思います。
そしてその本こそが、今回紹介する「学力の経済学」なのです。
簡単なレビュー
この本では、主にアメリカの統計を根拠として、効果のある学習方法を教えてくれます。
具体的には、「宿題は効果があるのか?」「子供のどの時期にお金をかければ良いか?」「子供は褒めて育てるべきか?」など細かなデータをもとに、その答えになるヒントをくれます。
この本に関しては、幼児期だけではなく、小学校中学校に上がっても有益な情報が得られる本なので、手元に置いておいて損はないと思います。
特に悩んだ時などに、統計上はどうなっているかを調べるのにも役にたつかと思います。自信を持ってお勧めできる本です。
家庭学習が大事
この本の中で、特に良い情報だったものを一つ紹介してます。
根拠はぜひこの「「学力」の経済学」で読んで欲しいのですが、子供の学力を決定づけるのは、遺伝と家庭環境、そして外部要因と分けられます。
この本では、その中でも家庭学習がいかに大事なのかを根拠を持って説明してくれています。
多くの本を読み、子供と一緒に悩み、ぜひ素晴らしい家族の未来を手に入れて欲しいと思います。このサイトでは皆さんの手助けになるような本をいっぱい紹介しますので、これからも楽しみにしていてください。
注意点
このデータは、あくまでもアメリカのデータをもとに書かれています。日本人で統計をとったら、全く違う結果が出たなんてことはよくあることで、最終的には子供との相性で決断してください。
2018年5月17日