幼児の時計の読み方
小学校1年生で習う時計の読み方。幼児期に学んでおくと楽に授業を受けられます。
アナログ時計は時代遅れ?
イギリスのある小学校では、アナログ時計を撤去し、学校の時計を全てデジタル時計に変えてしまいました。理由は小学校高学年、中学生であっても時計が読めない子が増えて、アナログ時計の読み方を教えることで苦労するよりも、最初からアナログ時計を無くすことを選んだのです。
実際に腕時計が携帯電話に取って代わり、家庭用の時計もデジタル時計が多くなってきました。
そこで「そもそも子供たちは時計読める必要はあるのか?」という疑問が今後出てもおかしくない状況ですが、アナログの時計の読み方を教えない教育は時期早々と言えるでしょう。
時計を早く読める事で得られる利点を書いていきます。
時間を守るためにも早く時計は読めた方が良い
しつけにおいて、子供に時間を守らせることは大切です。しかし時計が読めなければ、そもそも子供は時間を守る事ができません。時計を読む技術を身に付けさせることによって時間を意識した生活を送ることができるのです。
最近はデジタルが多くなってきましたが、公園の時計や公共施設の時計はほとんどの場合がアナログ時計です。
アナログ時計を読めるようにして、時間を守る生活を心がけましょう。
早く時計が読めると算数が得意になる
算数が苦手になるポイントはいくつかあるのですが、その中でもたくさんの子供が躓く単元は、時間や速さです。
この単元が得意になるかならないかの違いは日頃から時間を意識しているかがポイントです。
たとえば時間の概念のない子は、平気で時速1000キロなんて答えを書きます。買い物行ってくるだけで30時間かかると書く子もいるのです。
普段から1時間はどのくらいの長さがだろうか?と体感的に覚えている子は、この時間や速さの単元が強くなりますが、それを得意にするためには、日常で時計をみる訓練をさせる事が大事です。
また時計は12進法が学ぶことが出来ますし、円を12分割、60分割できるイメージを持てるようになります。
お勧めの教材
時計の勉強は、実際の時計と問題集の2通りで学ぶ事をお勧めします。
お勧めの時計
この時計は長針と短針の色が分かれており、大変教えやすいです。また、幼児は1時50分を2時と答える場合が多いのですが、この時計は、1時間を枠で囲ってくれているため、時計の感覚をつかみやすいです。
お勧めの時計教材
これらの紙タイプの教材は、1冊は手元に置いておいた方が良いでしょう。この問題集を1冊こなしてから時計の読み方に入るととてもスムーズに勉強ができます。
まとめ
時計の読み方は、小学校1年生で習いますので、焦らなくても大丈夫ですが、時計を読めると、時間を守らせることができますし、時間内に勉強をさせることもできます。
時計を読めることは、ひらがなや数字を読めることと同じように、学びの基礎となるので、ぜひ幼児期に時計を読めるようにしてあげてください。
2018年8月1日