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やってはいけないやる気の上げ方

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子供のモチベーションをあげるのにやってはいけないことを教えます。

幼児のやる気

幼児は常にやる気があるわけではありません。むしろ自分のやりたいこと以外にはやる気が持てません。しかし親としては子供のやりたいようにやらせたいと思う反面、身の回りのことや、やりたくないことも自分でやらせなければいけません。

子供をやる気にさせる方法は、子供によって違うため親が工夫をして取り組むことが大切です。我が子にあったモチベーションを上げる方法をぜひ見つけ出してください。

やる気をあげるのにやってはいけないこと

やってはいけないことを具体的にお話する前に、絶対にやってはいけないふたつのパターンを教えます。

一つは道徳的にやってはいけないこと。例えば虐待につながることや過度な怒りをぶつけることです。なぜこれらがダメなのかを科学的、統計的に説明します。

まず虐待をすれば子供が将来大人になった時にその子の子供(皆さんからみると孫に)に虐待する可能性は高くなります。その子や孫が将来に渡り苦しむ土壌を作ってしまいます。

次に虐待は前頭葉が萎縮させます。前頭葉は感情を司る器官でもあります。これが萎縮すると冷静に物事を判断できない子になる危険性があり、これも将来に渡り子供を苦しめることになります。

もう一つのパターンは、脅すこと。

これが一番ありがちなパターンです。「外にだすよ」、「ご飯なしだよ」がこのパターンになります。

しつけをする際に、これらの言い回しは有効な場合があります。しかしやる気を出させるためにこれらのやり方は完全に間違っています。やる気を出させるのに脅しは使わないほうが良いです。

理由は単純です。やる気にはドーパミングと言う物質が深く関係しています。ドーパミンは楽しい時に出る物質で、これが出ている状態で勉強するととても効率が良いのです。

負の感情の時はこのドーパミングが出ないので楽しい状態を保つ努力をしてください。

具体的なやってはいけない例

パターン① できなければ、何々してはいけません。

先ほど書いたように脅すことはやってはいけません。「公園にいってはダメ」「ご飯抜きにする」などがよくある例でしょう。

例えば大人の私たちが、「来月目標を達成しなければ、降格だからな」と言われたどうでしょう?

幼児なら完全に萎縮します。この状態で何をやらせてもあまり効果がありません。

パターン② 叩くこと

やる気を出すために叩くことがありますが、叩かれてやる気が出ることはありません。高校野球などで、監督がお尻を叩いて生徒を鼓舞する時がありますが、あれはやる気のある生徒が自信のない時に鼓舞しているだけであって、やる気のない子をやる気にさせているわけではありません。

しつけで子供を叩く人もいるかと思いますが、それは有効な場合があることは最近の研究で証明されています。(それでも上記の理由でやりすぎはダメです。)

しかしやる気にさせるために叩くこととは違うのです。

パターン③ 結果を求めすぎること

結果は時の運です。どんなに優秀な子でも100%に近い結果を出すことができても100%結果を出すことはできません。

例えば、字の書く練習をするとします。まずは線に沿って書く練習をすると思いますが、初めての子は間違いなくはみ出てしまいます。これをいちいち指摘する親もいますが、これをすると子供のモチベーションを上がりません。

例えばご自身が料理をする際、いちいち文句を言われたらどう思われますか?

モチベーションを上げるために親がいるのです。

パターン④ 比べること

「何々ちゃんはできるのに」「何々君はもう足し算もできるんだよ」等、他の子たちと比べるのは絶対にダメです。まず幼児の場合月齢の違いがそのまま能力の差になることが多いです。

また人それぞれ持って生まれた才能、資質が違います。他と比べることは全く意味のないことなのです。

ただお子さんが友達をライバルとみたり、お子さん自身が比べたりすることは決して悪いわけではありません。比べることによって卑屈になったり、道徳に反したりする行動がなければ見守ることも大切です。

清原選手や桑田投手、横綱曙や横綱貴乃花はお互いがいなければあのような高みに到達することはできなかったかもしれません。

良いライバル関係もあるのです。

パターン⑤ 過度なご褒美をあげること

褒めることはとても良いことです。何かを達成した時にお菓子を買ってあげることも良いと思います。しかしやりすぎはダメです。

例えば最近では、褒めすぎると子供にはあまり良くないという研究も出てきていますし、「もの」で褒めることも常に「もの」を求めるようになってしまうので良くないとの研究も発表されています。

長い目で見れば、適度のご褒美と適度に褒めることが大切です。

まとめ

子育ては難しいです。気にしだすとキリがありません。ですのでこれだけはしないと一つか二つ決めて取り組むのも良いと思います。

一度にいろいろなことをするのには限度があります。

お母さんやお父さんがストレスにならない程度に取り組むのはいかがでしょうか?

 

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