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幼児の集中力のつけ方

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幼児の集中力はとても短いです。将来のためにしっかりとした集中力を身につけたいです。

幼児の集中力の長さ

幼児の集中力の長さは年齢プラス1分です。例えば5歳の子で5プラス1分で6分です。それ以上子供に集中力がある場合は、当たり前と思わずにお子様を褒めてあげてください。

また「すぐに他ごとをして」と思うことが多いかと思いますが、子供が集中できる時間はとても短いので、当たり前のことなのです。

そもそも、幼児に集中力を期待してはいけないのです。

集中力はいらない?

実は、集中力があるのは良いことばかりではありません。例えば、集中のあまり火事に気づかないことがあれば大変です。

人間には防衛反応の一つとして、注意力散漫になるようにできているのです。ですので、集中力がないと思わずに、防衛反応が強い子だと思ってください。

リビングで勉強

最近、中学受験などでお勧めされている勉強方法が、リビング学習です。自分の部屋で勉強をさせずに、リビングで勉強をさせることで学習効率が上がるというものです。

人間という生き物は静かな場所より、少し騒がしい場所の方が集中できるからです。また親が子供の勉強時間を把握できるので、不用意に「勉強しなさない」と言わなくて済み、子供の意欲を奪うこともなくなります。そしてもっとも大きな理由は、親と一緒に勉強できるからです。わからないまま時間が経過するのを防ぐことができます。

親と一緒に勉強している子の方が頭が良いのは、中学受験では常識の一つとされています。

集中力を邪魔するものを排除

集中力を上げるのではなく、集中力を妨げるものを排除するという考え方もあります。例えばテレビやゲーム、おもちゃなどは目に入らないように工夫するが良いでしょう。

特に幼児は、目に入ったものに心が奪われやすいので、部屋の中はなるべくシンプルにしたほうが良いかもしれません。

リラックスする

リラックスすると集中力は上がります。幼児に良いリラックス方法は、安心させることです。そばにお母さんがいると幼児は安心します。ですので幼児が勉強している間はなるべく子供の横にいてあげましょう。

また香りや音楽にもリラックス効果が期待できるものがあります。前回書いたモーツアルトや柑橘系のアロマなどがお勧めです。

キリの悪いところでやめる

頭の良い学生が行っていることの一つに、中途半端に勉強を終えるという方法があります。キリの悪いところでやめるとなんとなく気持ち悪いですよね?

その感情を利用して、次の勉強につなげる勉強法です。

またキリの悪いところで辞めると、無意識に途中で終わった勉強のことを考えているそうです。例えばわからない問題を途中でやめて無意識にその問題を考えることもできるわけです。

最初は気持ち悪いと思いますが、ぜひ試してみてください。

少しやってみる

やる気のない時にお勧めなのが、1分だけやってみる、少しだけ字を書いてみることです。

脳が活発に動くには時間がかかります。ですので、アイドリングをしてから勉強を始めるのがオススメです。

少し手を動かすことで、エンジンがかかりやすくなるのです。

好きなことをやらせる

好きなことをやらせることが一番のお勧めです。子供につまらないものをやらせると、集中力は絶対に伸びません。好きなことをやらせると、知らない間に時間が過ぎている状況を作ることができます。

好きなことをしてきた子は土台ができているので、いざ勉強をさせようとした時に、素晴らしい集中力を発揮してくれることでしょう。

机に向かった幼児期の勉強は10分で良いのです。それ以外は好きなことをやらせて集中力の土台を作ってあげましょう。

集中力は、つけるのに時間がかかります。子供が集中しなくてもあまりカッとせずに気長に横について待ってあげましょう。

 

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