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3歳でもあまり話さない子は大丈夫?

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3歳の子でもあまり話せない子はいます。結論から言えば問題がないことが多いです。

何歳から話せるようになるの?

早い子ですと2歳前からはっきりと話すようになります。保育園や公園に通い始めると「他の子はいっぱい話せているのに自分の子は話せない。。」と悩みを持つ親が大勢います。

しかし話すのが早いことと、他の子より頭が良いことはイコールではありません。幼児教育をしっかりしたい親でしたら、子供が話せるようになった方が選択肢が増えて良いかもしれません。ただし、それだけで子供の頭の良さが測れるほど単純ではありません。

話すのは遅かったけど東大に受かった

統計を確認していていないのではっきりとは言えませんが、東大生の合格談等を読んでいると、話し出すことの早い遅いは、その後の学力への関連性は薄い気がします。例えば2016年冬号のプレジデントファミリーで紹介させれた東大生小田部さんは、話すのが遅かったけれでも私立中学に合格し、最終的には東大に現役で合格しています。

逆に言葉が遅い子の利点の方が研究されていて、音楽的、数学的な能力が優れている傾向があるとの研究もあります。

幼児教育の観点から言えば言葉の発達が遅い子は、言葉を必要としない教育を重点的に鍛えていき、その後話せるようになったら文字に関する教育も進めて行けば良いと思います。

心配な自閉症や発達障害

言葉が遅い子の中には、自閉症や発達障害などの病気の子もいます。もし心配なようでしたら、市町村に相談窓口があるので相談するのも手でしょう。

ただし、過剰に心配するのも危険です。

あるデーターによると発達障害と診断された子の半分以上が、追跡調査をした結果、誤診であったとされています。特に3歳頃の診断は医者ですら躊躇する場合があるそうです。

しかし、もしそうであった場合は、早ければ早い方がその後の経過が良くなるとも言われているので、まずは相談に行くのも良いでしょう。

指差しができるか?

言葉よりも伝えたいと思う気持ちがあることが一番重要です。その最初のステップが指差しです。指で何かを伝えようとする時、そこには常に他者がいます。この他者を認識できる能力があれば、言葉を発するのも時間の問題です。

自分とお母さんだけだった世界が、自分とお母さんとぬいぐるみのように三角形の関係になってきます。そこでやっと言葉が必要になってくるのです。言葉を発するということはテクニックであって、話せない子はまだそれが身についていないだけです。

ゆったりとした気持ちで

言葉だけではなく、他の子と比べて運動ができないとか、少し乱暴であるとか、親になれば年中心配ばかりです。ドラえもんの出来杉くんのような息子であればそのような心配はないのですが、ほとんどの子が、どこかの分野でのび太くんのように周りから劣っている部分があります。

しかしのび太くんも射的やあやとり、いざという時の勇気があるように、それぞれの子供がその子にしかない誇れるものを持っています。

例えそれがまだ見つかっていなくても、いつかきっと見つかると信じて、ゆったりとした気持ちで子供に接してあげましょう。

 

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