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朝食を食べれば頭がよくなる?

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統計上、朝食を食べる子は頭が良いです。

なぜ朝食が必要?

朝食は子供の成長に欠かせません。体の成長だけではなく脳の成長にも朝食は良いのです。

では、どうして朝食は頭に良いのか?それは、脳のエネルギー源であるブドウ糖が、食事をしなければ欠如するからです。特に朝食は、夜中に足らなくなったブドウ糖を補給するために必要なのです。

これにより、朝の授業への集中力、記憶力に差が出てくるのです。

朝食がもたらす結果

内閣府の調査によると朝昼晩の食事をしっかり取れていない割合は、1歳から6歳までで7%で、成人した大人の場合では2割から3割もいます。

しっかりとした食事を取れているご家庭は問題ありませんが、そうでない場合は注意が必要です。

東北大学の川島教授の調査で、朝食習慣のある生徒の約3割が偏差値65以上の大学に通う反面、朝食習慣のない学生は2割と、1割もの差があることがわかっています。

その他にも朝食に関するいろいろな調査結果が出ていますが、どれも朝食を取る方が頭には良いとの結果ばかりです。

何を食べれば良い?

では朝食には何を食べれば良いのでしょうか?川島教授のデータによると、パンよりもお米の方が学力向上には良さそうです。

脳の中には灰白質という部分があり、この灰白質の大きさが「パン食の人」に比べ「米食の人」の方が大きくなることがわかっています。この灰白質は神経細胞の細胞体がたくさん集まっている場所で、情報伝達の中継地点の役割を果たします。

ぜひ朝食には、お米を召しがってください。

またこれも川島教授のデータなのですが、朝食のおかずが多い方が脳には良いので、お米と一緒にたくさんのおかずを召し上がってください。

家族揃っての食事

最後に、食事は家族揃って行うのが良いでしょう。統計上、家族揃って食事をする家庭の子は、そうでない子に比べ、語彙力があることもわかっています。

語彙力は学力の根幹で、何より大切にしなければいけません。家族団らんでいろいろな話をして楽しく食事をする。これが家族の関係にも子供の頭にも良いのです。

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