子供にあった勉強法
勉強法に正解はありません。自分の子供にあった勉強法を
勉強ノウハウは参考にするだけ
世の中にはたくさんの勉強法があります。私が知っているだけでも、ゆうに100を超えています。これだけあれば、中には相反する勉強法もいくつか存在します。
例えば、ある人は「集中していない時は勉強をするな」と言います。またある人は「テレビを見ながらでもだらだら勉強する方が効率的だ」と言います。
ではどちらが正しいか?
その答えは、その子によって違うのです。
効果が出ない勉強法を続けていくと、子供にあっていない勉強法を何年も続けないといけないという悲劇が訪れるので注意しましょう。
全部取り入れると失敗する
世の中にはたくさんの勉強法があると書きましたが、時間的にも論理的にも全てをこなすことは不可能です。先ほど述べたように相反する勉強法が存在するし、全ての勉強法を頭に叩き込むのは不可能に近いです。
例えば、「寝る前の10分前に暗記科目をやると記憶に残りやすい」と言う勉強法があります。挑戦してみればわかると思いますが、この勉強法一つとっても、毎日やろうと思うとかなり大変です。
私は息子と一緒に毎朝5分〜30分だけ勉強をしています。2歳の誕生日から今日まで続けていますが、毎朝、今日はやめようと思いながら続けています。
子供と勉強をするのが好きな私でも、毎日続けることは、ストレスになる時があるのです。
一つだけでも大変なのに、たくさんの勉強法を毎日続けるのは不可能に近いでしょう。
本は一冊ではなく何十冊と読むべき
よく勉強法の本を一冊読んだだけで、すぐに取り入れようとする方がいらっしゃいますが、これはとても危険です。
なぜなら勉強法というのは、あくまでもその著者にあった勉強法であって、皆様のお子様にあった勉強法ではありません。
何十冊もいろいろな本を読み、時間をかけて、子供にあった勉強法を取り入れるべきです。
子供にあった勉強法の見つけ方
では、どうすれば子供にあった勉強法が見つけられるか?
それには、まずはどう育てたいかを明確にする必要があります。東大や医学部を目指す子と芸能人を目指す子とは勉強の目的が違うのは当たり前で、目標に沿った勉強時間、勉強法を選択する必要があります。
その上で、その子にあった勉強法を選ぶことが必要です。
黙々と集中してできる子は、どのような勉強法でも対処できるかもしれません。逆に男の子に多いのですが、気が散る、集中できない、好きなことにしか目が向かないような子は、かなり研究が必要でしょう。
実は、我が子にあった勉強法は、親が勉強して見つけてあげるしかないのです。
塾の言うことを忠実に守ろうとする人もいますが、現実は、半分以上は目標校に受かっていないし、成績も上位にはいきません。親が責任を持って時間をかけて子供にあった勉強法を見つけるしかないのです。
こうすれば勉強法は見つけやすくなる
ただし、見つけやすくする方法は存在します。それは、大多数に効果のある勉強から試していく方法です。
例えば、忘却曲線に沿った勉強法や寝る前の暗記法などは多くの実績があり、すぐにでも結果が出る勉強法の一つです。モチベーションをあげる方法も、親が横について勉強する方法や、単純作業の勉強にはご褒美を用意する方法、お金に余裕がある場合はプロの家庭教師を雇う方法も効果的です。
本には検証が載っている場合と、経験だけしか載ってない場合がありますので、検証が載っている本から読んでいくのも良いでしょう。
見つかれば、それが子供の財産になります。
大変だとは思いますが、時間をかけてぜひ見つけてあげてください。
2018年2月22日