トランプで算数を学ぶ
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4、5歳頃になるとトランプを楽しめる子もいます。
楽しみながらお勉強
足し算やひらがな書き等の結果がわかりやすい勉強を重視しがちですが、幼児期にはトランプやボードゲームなどを組み合わせるとより楽しく勉強できます。
幼児期の学びの基本は「楽しむ」ことです。単調になりがちな勉強の中に、「楽しむ」要素を入れていくことがとても大切です。
長期的に見れば、学ぶことが好きになり、集中力が増し、頭の良い子に育つでしょう。
子供はトランプが大好き
ゲーム性のある勉強の中でも一番のおすすめは、トランプです。
幼児期に数字にたくさん触れることによって算数が得意になりますが、トランプは、遊びながら数字や数に触れることができます。また多くの子供はトランプが大好きですので、子供の心の負担が減り、勉強が好きになるでしょう。
トランプで学べること
トランプで学べることはたくさんあります。数の並びやワーキングメモリー、論理的な思考的も学べます。幼児でも遊べるトランプを紹介します。
七並べ
数字の並びを負担なく学んでもらうにはこの「七並べ」が良いでしょう。数を覚えたばかりの子供は、特定の数字を飛ばすことがよくあります。
これを直すのに効果的なのが七並べです。
また特定の数字の上下の数字がすぐに浮かぶのには、かなり高度な知識が必要ですが、これを鍛えるにも七並べは、とっておきの教材なのです。
神経衰弱
最近話題のワーキングメモリーですが、神経衰弱をするとこのワーキングメモリーを鍛えることができます。
ワーキングメモリーとは、情報を一時的に保ちながら作業をする能力です。短期的な記憶と処理を同時に行う能力とも言えるでしょう。
神経衰弱は、札の数字を覚えていき、同時に揃えていくので、ワーキングメモリーを鍛えるためにはとても効果的なゲームと言えるでしょう。
その他
これら以外にも、ババ抜きやダウト、スピードなどもおすすめですが、上記2つに比べて難易度が高いので、まずはこの二つをお勧めします。
勝ってはいけません
よく子供に社会の厳しさを教えると言って全力で勝負するお父さんがいますが、これは絶対にやめてください。
キーワードは「楽しく」です。幼児期の勉強に厳しさは必要ありません。まずは学びの楽しさを教えてあげてください。
上手な負け方
相手が勝つように、ただし勉強になるように負けてあげることが必要です。
例えば神経衰弱では、子供の覚えている数字の対になるカードをあえて開けて間違えてあげましょう。また七並べでは、1や12などの数字を子供が持っていた場合が、そのマークの札を優先的に出してあげましょう。
気づかれず、そして子供にも少し不可がかかるように仕向けてください。大人も頭を使うので、また違う楽しみ方ができます。
論理的な思考力
幼児期には論理的な思考力はあまり伸びないと言われていますが、タネを蒔いてあげることが大切です。トランプ好きになれば、間違いなく論理的な思考力を身に付けることができます。
好きになってもらって、あとは花が咲くのをじっと待つ。これが思考力を高めるために大人ができる教育です。
ぜひたくさんの花が咲くように、楽しめる学びの種を蒔きましょう。
2018年7月4日