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過干渉と放任

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子育ては、やり過ぎても放任してもダメです。

子育ての目標は自立

子育ての最終的な目標は自立です。自立するまでに学歴やマナー、教養などを身につけてあげたいと思う親心はわかりますが、自立を妨げるほどの干渉をしてしまう親もいます。

3代続けば、どれだけお金があっても底をつくといわれますが、たとえたくさんのお金を残しても、孫が生まれる頃には、少しのお金と自立していない子供に悩まされるかもしれません。ですので、愛する我が子には自立のための教育を残してあげましょう。

過干渉は子供をダメにする

東大に4人の子供を入れた佐藤さんの本を読むと、子供の世話をここまでするのかと驚くかと思いますが、中学受験をする親が答え合わせや、送り迎え、弁当の配達などするのはもはや当たり前の世界です。

非難されることが多い佐藤さんですが、息子さんは、立派に成長して、母親を思いやれる素晴らしい青年に成長しました。しかし身の回りの世話を全てやってしまうことが子供にどのような影響を与えるかは少し考えた方が良さそうです。

なぜなら、過干渉が原因で引きこもりになる例もたくさんあるからです。

勉強時間の確保のために身の回りのことを全てやってあげようとは思わず、一つでも良いのでお手伝いをさせたり、遊んだものは片付けさせたりすることが大事です。

放任は社会への迷惑

ただし放任させれば良いかといえばそれも違います。社会には守らなければいけないルールがあります。親の責任として子供が自立するまでに社会に迷惑をかけないよう教育すべきです。

結果的に迷惑をかけることと、最初から迷惑をかけても良いと思うこととは全然違います。

それは社会のためだけではなく、その子のためにも大切なことです。素晴らしい能力を持っていたとして人間性を疑うような人は信頼されません。

実際のデータでも、社交性や協調性、我慢強さなどの能力が高い人間の方がお金を稼ぐ傾向にあると出ています。

見守ることが大事

過干渉だと思う方は口は出さずに見守る姿勢が必要です。そして子供は別人格であるとしっかり認識することが大事です。

放任主義の方は、決して悪いことばかりではないため、ルールを教える時間や子供と会話する時間さえ持てれば問題ないかと思います。また見ていないふりをして、しっかり見守ることが大切です。

まとめ

小学受験、中学受験の時期に入ると過干渉になる傾向があります。その時は、「今は大切な時期だから手伝うけど、終われば自分でやるのよ」と伝えてあげてください。

放任主義の方も、「あなたを信頼しているから自由にさせている」と伝えてください。

それだけでも結果は違ってきます。常に子供のが自立できるように意識して子育てをしてください。

 

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