幼児に漢字を教える方法
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幼児でも漢字は覚えます。子供が興味を持ったらぜひチャレンジしてください。
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漢字はひらがなより簡単?
意外に思われるかもしれませんが、「読み」だけ言えば、幼児にとっては、ひらがなよりも漢字の方が覚えやすいです。漢字は文字というよりも絵に近い感覚で覚えられるので、りんごや鳥のイラストを覚えるような感覚で覚えられます。
ただし「書き」は、ひらがな、カタカナを覚えてからの方が効率よく覚えていけます。「とめ・はね・はらい」の基礎や直線、曲線を書けるようになってから漢字を学びましょう。
どのような漢字から覚えれば良いの?
まずは、自分の名前から覚えましょう。持ち物に漢字で名前を書いておくと、名前の「読み」はすぐに覚えてしまいます。同じように兄弟の名前や両親の名前も覚えることができます。
次に覚えるのは、身近な名詞です。口や目などは、形が実物と似ているものは、すぐに覚えてしまいますが、それ以外の名詞も教えていけばどんどん覚えていきます。
動詞なども覚えていきますが、名詞と比べて覚えにくいので、無理に教えないよう注意が必要です。
幼児に漢字をさせるのは非効率的?
小学生なら1分で覚える漢字を、幼児の場合は10分以上かかる場合があります。なぜなら幼児は、やる気や環境にとても左右されるからです。
覚えられない時は無理して教えない方が良いのです。漢字は1年生80文字、2年生で160文字と続き、6年間で1006文字の漢字を覚えますが、無理しなくてもしっかり覚える時間を作ってあげれば、小学校から始めても3年間で覚えられる量です。
外遊びや、ブロック遊びは頭に良いので、無理に漢字をさせるよりも、子供が楽しみながら勉強できるものを中心として学びましょう。逆に文字が好きな子は、どんどん覚えさせても良いかと思います。
幼児期は、好きなものを中心にカリキュラムを組み、苦手ものは工夫をしながら、少しずつ挑戦させるのが鉄則です。
漢字の覚え方
では実際に漢字を覚えていきましょう。
まずは、家の家電に漢字の書いたカードを貼っていきましょう。冷蔵庫や壁、床、天井まで全て貼ると効果的です。ただデザイン的にはとても残念な結果になってしまいますので、それでもやりたいと思う方だけ挑戦してみてください。
次にみじかな漢字をカードに書いて覚えてもらいます。この時、学年の縛りは無視して下さい。例えば、宇宙が好きな子には、2年生で習う「星」を最初に教えても良いのです。
簡単な漢字から教えた方が良いと思っているかもしれませんが、複雑な漢字の方が子供はすぐに覚えますので、あまり気にしなくても良いです。
それよりも好きな分野の漢字や、イメージできるものを中心にまずは教えていきましょう。
読み方は一つだけ教える
日本語の漢字には、読みがいくつかあります。これを全て教えようとすると、子供によっては「もう嫌だ!」となります。子供は同じ場所で停滞するのを嫌いますので、一つ覚えたら次の漢字を覚えましょう。
気持ち悪い感じもするかもしれませんが、残りの読みは小学校に上がってからでも遅くありません。
復習を大切に
覚えるよりも復習をメインに勉強してください。大げさに言えば8:2の8を復習に当ててください。頭の良い子は、覚えるのが早い子を指すのではありません。覚えた事を忘れない方法を熟知している子が結果的に頭が良くなるのです。
せっかく覚えた漢字も、復習をしなければ忘れてしまいますので、ぜひ復習をメインに学んでください。
おすすめの教材
漢字の読みをマスターし、尚且つ復習もできるおすすめの教材があります。それがこの「楽しく読んでスラスラおぼえる1年生の漢字童話 コンとこんきち (学年別漢字童話シリーズ1) 」です。この本は、物語の中で、1年生で習う漢字の読みが全て網羅されています。
プレジデントファミリーや多くの書籍でも紹介されている本なので、とてもおすすめです。読み聞かせからこの本を使えば、自然に漢字の読みを覚えていけるでしょう。
値段も高くないので、ぜひお勧めです。
さいごに
楽しく覚えることが大切なので、子供にあったペースで進めて下さい。一度嫌いになると好きになさせるのは大変です。大切なことは、子供が漢字を好きになることです。
2018年7月5日